浴槽水の検査

◆長野県食品衛生協会 食品衛生試験研究所
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※試験検査申込み書(浴槽水)の印刷はこちら 浴槽(PDF)/浴槽(Excel)

入浴施設を安心して利用できるよう、レジオネラ症の発生防止のため衛生管理を徹底しなければなりません。
レジオネラ属菌の検査は、衛生管理が適切に行われているかどうかを確認するためのものです。

レジオネラ属菌とは

レジオネラ症は、レジオネラ属菌が原因で起こる感染症です。
急激に重症になって、死亡する場合もあるレジオネラ肺炎と、数日で自然に治るポンティアック熱に分けられます。
レジオネラ肺炎は、乳幼児や高齢者、病人など抵抗力が低下している人や、健康な人でも疲労などで体力が落ちている人などが発病しやすいと言われています。
県条例の改正で、平成22年10月から浴槽水等の水質検査が義務付けられました。

よくある質問

(1)浴槽水の水質検査は年に何回やるの?
*1回以上……毎日完全換水している場合
*2回以上……毎日完全換水しないが塩素系薬剤による消毒を行っている場合
*4回以上……毎日完全換水しないで塩素系薬剤による消毒を行っていない場合
(検査回数は県条例施行規則に基づく原則の回数です。)
(2)レジオネラ属菌が基準に合わなかったらどうするの?
そのことを、速やかに知事(保健所)に届け出なければなりません。
(3)浴槽水の水質検査の種類や基準はどうなっているの?

区 分 基 準
大腸菌群 1ml中 1個以下
レジオネラ属菌 不検出
濁度 5度以下
有機物等 1ml中 25mg以下

原湯、原水、上がり用湯、上がり用水は、毎年1回以上の検査が必要であり、項目は、上表の他、色度及び水素イオン濃度指数(PH値)の2項目を加えた6項目ありますが、濁度及び有機物等と追加の2項目を合わせた4項目は「当分の間、任意」とするとされています。

浴槽水の検査は男女別水槽ごとの検査が原則となります。